銘木とは部屋の内装に使用される木材のことです。

言い換えれば、部屋の中で目に見える木材、それが杉・松・欅等の樹種の如何を問わず、天然の美しさをもったものであれば、それはすべて銘木です。

昔から豊富な木材に恵まれた我が国は、気候風土に適した木造建築が日本の建築様式として受け継がれてきましたが、もう一つの理由に銘木のもつ色・艶・光沢の美しさ。

そして優雅で、木肌より醸し出される部屋全体の落ち着きと、温かさが日本人の感覚にマッチしたものと言えます。

ただ銘木が高級なものであって大衆には縁の遠いもののように解されている向きもありますが、銘木とは必ずしも高嶺の花ではありません。

もちろん普通の銘木から高級な銘木まで、その種類は多種多様です。

しかも一つとして同じ物はありません。これが天然木なるが故の面白さでしょう。